インドネシアで異例のラマダンがスタート
5月6日現在、インドネシアでの新型コロナウイルス感染者は12,438人、うち2,317人が回復し、895人が亡くなりました。
こういった状況の中、4月24日からインドネシアではラマダン(断食月)が始まっています。ラマダンは1カ月間ほど続きます。
今年のラマダンの様子は?
今年は新型コロナウイルス感染症が拡大している影響で、大規模な社会的集会は制限され、ムスリムのモスクでの集団礼拝や日没後の食事のために集まることも禁止されています。
公共交通機関(車・バス・電車・飛行機・船など)の一部のサービスは再開されることとなりましたが、利用はビジネスや公務関係の国内移動のみに許されます。
そのため、レバランという断食明け大祭で、例年多くの国民が田舎へ帰省しますが、今年は帰省が禁止されています。(レバランは日本の行事に例えるならば、お盆休みに似ています。)
ラマダンは聖なる月で、ムスリムの人はモスクで集団礼拝することや、他の人に良い行いをすることで、神から今年の罪が許されます。
特に断食明け大祭は家族・親戚を訪問して、お互いの過ちがあれば許しあう機会となっています。そのため、例年の断食明け大祭では、田舎にいる家族・親戚を訪問する国民が多いです。
今年は直接訪問することはできませんが、テクノロジーの進歩のおかげで、ソーシャルメディアやビデオ通話を通じて家族・親戚と交流することが可能となりました。
日本でも今年のゴールデンウィークは田舎への帰省を自粛し、オンライン帰省をした方が多かったと思います。新型コロナウイルスの特効薬が開発されない限り、しばらくはこのような状況が続くのでしょうか…。
早く事態が終息し、会いたい人に会える日が来ることを願います。
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